ブログ説明


早穂理さんは、いのちの森「水輪」を造った塩澤夫妻の娘さんのお名前です。出産時に分娩の医療ミスにより、脳に傷をつけてしまいました。
早穂理さんは歩くことも、話すことも、自分の手で食べることもできませんが、心はみんな解っているようです。そんな早穂理さんの毎日を紹介させて頂きます。
ご感想・お問合せは、メール suirin@suirin.com までお願いいたします。

2016年6月30日木曜日

歯医者の日



みなさん、こんにちは!ナナカマドの白い花も咲き終り、水輪にも初夏のさわやかな風が吹きわたっています。

外を歩くと、にぎやかな虫の声が聞こえてきます。かえるのこえや、「春ゼミ」の鳴き声がひびきわたります。  先日、早穂理さんのもとに、長野デンタルクリニックの中川先生が来てくださりました。
とても物知りで、やさしい先生です。 歯も、なくてはならない体の一部で、ただむやみに歯を抜くのではなく、一本一本の歯を大事にしていく考えの先生です。  早穂理さんは、45年間歯ぎしりをしてかみしめてきた歯で、ほとんどの歯が、すり減り歯肉へくいこんでいます。頭痛をこらえたり、さまざまないたみをがまんするなかでぎりぎりとはぎしりをして耐えてきたのかもしれません。

 中川先生には、歯ブラシも普通の人より柔らかいものを選んで、やさしく磨くやりかたを教えていただきました。磨き方もビデオに撮れたので、しっかりと練習して早穂理さんの口腔ケアをさせていただきたいとおもいます。 たかが歯ブラシと思う方もいらっしゃると思いますが、口腔ケアをしっかりできるかどうかは、寝たきりの生活を送る早穂理さんの健康管理をしていくうえでとてもじゅうようです。どうしてかというと、歯を磨き、お口の中をきれいに保つことで、口の中の雑菌を繁殖するのを抑えます。

そうすると、唾液が肺へ垂れ込んだとしても肺炎になることを防ぐことができる。唾液が雑菌だらけだと、すぐに肺炎にかかってしまいます。特に、免疫力の低い早穂理さんには大切なことです。 今までの磨き方が、間違っていたこともあり、痛いおもいもさせてしまいました。歯茎が白くなるまで磨いてしまったこともあり、歯ブラシにちゃのちゃんは、良いイメージがないようです。それは、ちゃのちゃんをケアするわたしたちが、もっと正しい知識をもち、早穂理ちゃんの身になってハブラシって気持ちいいな~!!と思ってもらえるくらいに気配りを十分しながらケアさせていただきたいと思います。ちゃのちゃん、ごめんね。これからもよろしくお願いします。

2016年6月7日火曜日

今日のちゃのまる

みなさん、こんにちは!!水輪のまわりは、木の葉が生い茂り、杏仁後の白い花や、朴ノ木の大きな葉っぱ、そして足元には、ヒメジョオンなど、いろいろな植物に彩られています。今回、紹介するのは、厨房の料理長、鷲尾さんです。


鷲尾さんは、特技がいくつもあって、絵を描かせればかわいいイラストが描けるし、歌を歌わせればうまい、ギターも弾ける、そのうえ、いぜんはとこやさんをやっていて、いまは水輪の料理長!!という、すごいひとです。そして一番は、心がいい。そしてそんなWさんのエネル源は、なにをかくそうさおりさんです。ちゅうぼうの魚焼き器の隣には、さおりちゃんの写真がさりげなく張ってあります。忙しい時も、どんな時も早穂理ちゃんと一緒にいたいという鷲尾さんの願いから、厨房の中でも早穂理さんの写真に向かって話しかけているそうです。実際の早穂理さんには、忙しくて、なかなか会えない日もありますが、いつでも一緒という気持ちでいるそうです。早穂理さんも、ナナカマドのお部屋から見える、鷲尾さんの遠い姿をみながら、エールを送っています。いらっしゃったお客様のことをいつも第一に考え、おいしいお料理を工夫を凝らして作っている鷲尾さん、がんばってね~!!鷲尾さんのかく早穂理さんのイラストも、水輪スタッフ、実習生の間では、大好評です!