ブログ説明


早穂理さんは、いのちの森「水輪」を造った塩澤夫妻の娘さんのお名前です。出産時に分娩の医療ミスにより、脳に傷をつけてしまいました。
早穂理さんは歩くことも、話すことも、自分の手で食べることもできませんが、心はみんな解っているようです。そんな早穂理さんの毎日を紹介させて頂きます。
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2013年11月22日金曜日

さおりちゃんの満月


こんにちは。昨日は、満月でした。さおりさんは、丸一日中眠らず、目がらんらんとしていました。

 さおりさんは、時々、興奮して眠らない時があります。そういう時はたいてい満月の前後です。

 さおりさんが小さいときに、主治医のせんせいが、満月の夜に眠らないさおりちゃんを見て「さおりちゃん、それじゃ、オオカミ少女じゃないかー」といいました。それを聞いてみどり先生はすかさず「先生、かぐや姫と言ってください!!」というやりとりがあったそうです。それからは、先生はさおりちゃんが診察に行くと、毎回「かぐや姫がきたね!!」といってくれたそうです。

さおりちゃんは、30年以上、飯綱に来てからですが、お月様のサイクルで生活しています。一日が25時間なので、一日に一時間ずつ、生活の時間がずれていきます。

なので、夜遅く起きだして、明るくなってから眠る日もでてきます。

満月の晩には、さおりちゃんの元気な声が、さおり庵に響きます。

 
担当、佐藤りえ